「口臭予防に水を飲む」は実はダメ?じゃあ水素水は口臭は消える?
「口臭予防には水を飲むと良い」といろいろなところで書かれています。
確かに口臭が気になる場合や唾液がネバネバしてる時に水を飲むとちょっと口臭が和らぎます。
口臭予防と水は関係があるんです、
ただしコレちょっと間違いもあるんで注意してください。
水は口臭を発生させる?
確かに喉が渇いてる状態や寝起きの時などの「口の中が乾燥してる状態」は口臭の原因となります。
これは間違いないです。
そして水を飲むことで口の渇きが消えて口臭が消える。
まあ一応これも間違いじゃないんです。
ただ、問題はじゃあ水を飲んだら口臭が消えるから・・・と水をガブガブ常に飲んでしまうことです。
水分量が足りないと確かに唾液がでなくなり口の中がネバネバして口臭がきつくなります。
また運動して汗を書いたり、サウナに入ったり、また下痢や体調不良で水分が抜けたりした場合は唾液が粘っこくなるので口臭が強くなるので水分補給は重要です。
でも、口臭予防としてペットボトルを片手に水をチビチビ飲みながら人と会話してると
「あれ?なんか口がパサつく・・・」「口臭でてないかな?」と感じることってないでしょうか?
実は水で渇きを潤したりすると一時的に口の中が潤うんですが、水を補給してばかりいると唾液が薄まって効果が減ったり、刺激され過ぎて唾液がなくなりかえって出にくくなってしまいます。
また水の補給が習慣的になると口臭の原因であるドライマウス症候群になりやすくなります。
最近ドライマウスの人が増えてる原因の一つにペットボトルなどでいつでも水分補給ができるということも原因と考えられています。
なので水と口臭予防の関係をしっかり把握しておかないとかえって口臭をきつくしてしまうこともあります。
呼び水である
水を飲むというのはあくまで水分が足りない場合の水分補給、そして唾液腺を刺激して唾液を分泌させる「呼び水」的な使い方が効果的です。
唾液を促すための水ということです。
水で口臭を防ぐのではなく、水によって唾液の分泌を促し、唾液を出して唾液で口臭を予防するわけです。
水も唾液も同じじゃないの?って思われるかもしれませんが、唾液ににはリゾチームなどの成分が口臭を発生させる菌の繁殖を抑える抗菌効果や。
そしてそれらの菌が発生させた悪臭ガスを吸着して胃に洗い流す作用、そして歯を虫歯から守る作用など様々な口臭予防の効果があります。
水はあくまで水であり、口臭予防効果はありません。
水と唾液は決定的に口臭を抑える効果が違うわけで、唾液を出さなければ水だけでは口臭予防の効果は少ないのです。
そればかりか唾液の量がへってしまうので水に頼ってばかりだと口臭はなかなか抑えられないのです。
ガムや飴も同じですね。
ガムや飴も口臭予防効果があるといわれますがこれはガムや飴によって唾液を出させることで口臭予防効果を期待するものであって、ガムなどの香料でごまかすものではありません。
水によって唾液腺が刺激されて唾液が出てきたら、その唾液をさらに多く出すように舌を動かすなりして口を潤すほうが口臭予防効果は高いと言えます。
最近流行りの水素水って口臭と関係ある?
最近水素水が流行っていますよね?
で、結構この水素水と口臭が関係あるのかって聞かれる機会があるんですが、
水素水が口臭の原因の舌苔を溶かすとか虫歯菌を減らすとかそういうのはないと思います。
水素水が普通の水と違うところが活性酸素を抑える「抗酸化作用」があるということなんです。
活性酸素はあまり知られていませんが悪玉と善玉の2つの種類があります。
悪玉の活性酸素は細胞を老化させるため体にとっては良くありません。
つまり老けるわけです。
なのでこの老化を防ぐ効果が水素水にはあるのですが、正直私はわかりません。
というのも効果がわかるくらいの高濃度の水素水を普通の人は飲む機会がないし、私は一度結構濃度の高いと言われる水素水(結構いい値段のする機械で入れてもらったんですが・・)よくわからなかったんです(笑)
また、よく行ってたスポーツジムで水素水が定額の料金を支払えば飲み放題みたいなキャンペーンをやってたんですが、それもわかりませんでした。
ただ、ひとつだけいえば口のネバツキが薄まったというか、飲んでうるおいはあったんですが、それが水素水による口臭予防効果なのかよくわかりません。
水はよくも悪くも「水」なのでそれ以上の効果を求めるならサプリなどの方がいいのかもしれませんね。