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唾液の5つの口臭予防効果がスゴい!唾液の効果と出し方とは?

 2016/10/11 口臭   10,186 Views

唾液は口臭を抑えるうえで必須

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唾液は口臭を抑えるうえでめちゃくちゃ関係あります。
唾液って下手な歯磨き粉よりはるかに口臭予防の効果があります・・ってのはさんざん書いてきましたが、

むしろ唾液がないと口臭がひどくニオイます。

どれだけ唾液が口臭予防に役立ってるのか?そして唾液をしっかり出す方法についてをちょっとわかりやすく書いてみました。

>>唾液を出して口臭をなくす方法はこちら

唾液は口臭を予防する五つの作用があり、
これを見ると

「もしかしたら自分の口臭の原因は唾液かも?」
「最近虫歯が増えたのって歯磨き不足じゃなくて唾液?」
「ヤバイ!唾液出さないと!」

といろいろ考えさせられると思います。

特にドライマウスが増えてる(二本だけでも1000万人ともいわれる)のでこれをきっかけに口の中を唾液で潤して口臭をなくしてほしいと思います。

ちなみに唾液がネバネバしてる状態は唾液不足であり、この場合は唾液の自浄作用が減ってるために臭いやすくなります。

5つの唾液の口臭予防効果

・抗菌作用

唾液にはラクトフェリン、リゾチーム、ぺルオキシダーゼなど強力な抗菌活性を持つ物質が含まれています。
口の中に侵入してくる外部の細菌をやっつけたり、口の中で特定の菌が異常繁殖することを防ぎ口臭を予防します。

・歯垢を防ぐ

唾液には重炭酸、リン酸などが含まれており、口の中のphを一定に保ちます。
良く食後に酸性になると言われますが糖分を含んだものを食べたり飲んだりすると口の中の細菌が酸を作り出すからです。そうなると歯が溶けだしたり、歯垢のphが酸性になることで虫歯になりやすくなります。
唾液に含まれる成分はこれらを中和して一定のphにすることで虫歯などを防ぎます。

・歯や粘膜の保護

唾液に含まれるカルシウムやリン酸は酸性になることで溶けかけた歯を修復します(再石灰化)
また、唾液たんぱくによって歯や口の粘膜の表面に被膜をつくり虫歯や感染症を防ぎます。
唾液は歯が細菌によって溶けないようにすると同時に溶けかけた歯を修復してるんです。
つまり唾液不足になると虫歯になりやすいわけです。

・臭いの吸着

唾液は細菌の出した口臭ガスを吸収し、飲みこむことで口臭ガスがそとに出ることを防ぎます。
よだれって口の外に出た瞬間って臭くないんですが乾くと臭いのはこの効果がなくなるためですね。

・洗浄

食べかすや口腔粘膜の剥がれた表皮、細菌などを洗い流し飲みこむことで清掃し、口の中を清潔に保ちます。
人間の体はよくできており、唾液が口の中の汚れ、細菌を洗い流し、飲みこむことで胃にそれらが運ばれ、胃酸でキレイにされるという流れができてるんですね。
口臭の原因の一つでもある舌苔についても本来唾液が流れていれば付きにくくなります。

唾液の強力な消臭効果

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こうやって見ると唾液の口臭予防って重要で、むしろ唾液が不足すると虫歯や歯周病など様々な部分で口臭リスクが高くなるわけです。

また古い銀歯や虫歯って口臭の原因になるんですが、あれって抜歯したりして口の外に出ると凄まじいニオイを出すんです。
もちろん口の中でもそれなりのニオイなんですが、虫歯などの強烈なニオイを唾液って吸着してある程度抑えてるんですね。

最近では口の中が乾くと歯周病リスクが増えるということもわかってきており唾液を出すことは口臭予防と切り離せなくなっています。

もちろん唾液の効果はこれだけではありません。

唾液には食べ物を消化する、そして胃に運ぶなど健康を維持するうえで必要な要素を含んでいます。
口は体に必要な栄養を取り入れる場所であり、唾液はそこで重要な役割を担っているわけです。

当然栄養がしっかり取れないと体の不調から口臭となって表れるリスクも高くなります。

唾液が出ない?その原因とは?

唾液が出ないという場合、いろいろなことが原因とされています。
身近に潜む唾液が出なくなってしまう原因をいくつか挙げてみました。

結構思い当たる人も多いと思います。

・飲酒

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アルコールには利尿作用があり、体が水分不足になるために唾液が出にくくなります。
特に翌朝などは顕著にその傾向が現れます。
アルコール中毒者になると常に口がネバネバして口臭がきつくなります。

・喫煙

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喫煙は口の中が乾燥するほか、ニコチン、タールなどによって口の中の毛細血管が収縮してしまい、唾液の分泌が抑えられてしまいます。
また喫煙者は非喫煙者よりも歯周病にかかりやすいというデータがありますし、タバコのニオイそのものが口臭にもなります。

・胃炎

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胃炎があると人によっては唾液が出にくくなります。
胃と口はつながっていますので胃が荒れると唾液の分泌が少なくなってしまうからです。

・カフェイン

お茶やコーヒーなどにはカフェインが含まれています。
カフェインには利尿作用があり、水分を口から奪ってしまいます。
またカフェインを飲み過ぎると胃炎を引き起こす場合があるのでこれも唾液が出にくくなる原因となります。

>>唾液を出して口臭をなくす方法はこちら

自分で唾液が出にくくなる行動をしてませんか?

また過去の私がそうだったのですが、口臭を出ないようにやった行動が結果として口臭を強めてしまった事があります。

これらは注意してください。

  • 食べない
  • 息をなるべくしない
  • 話さない

という行為。

実はこれ、舌苔が増える行為なんです。
舌苔は口臭の原因となりますが、その舌苔は口の中の新陳代謝がなくなると増えてきます。
食べない、話さない、呼吸をしないという行為は唾液による自浄作用を減らすことで新陳代謝を促さなくなるんです。

・口臭を出さないように食べ物をとらない

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お腹が空いていても「食べた後に食べ物の口臭が出るかもしれない・・」と口臭を防ぎたいがあまりに食事を食べない人が少なからずいます。
しかし食事をとらないと噛むという行為をしないため、舌が動かないので唾液が分泌されなくなります。
また、食べ物を取る行動は新陳代謝を促す行為でもあるのでそれをしないことで舌苔が増えてしまいます。
ちなみにダイエット中が口臭が出やすくなるので注意してください。

・呼吸を小さくする

相手に自分の息が行かないように呼吸をなるべく抑えるという行動をしてませんか?

一見口臭を相手に届かないようにするので有効に思えますが、舌や口の周りの筋肉が動かないため唾液が出ないので口の中がかえって乾燥して口臭がきつくなります。

・話さない

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これ結構思い当たる人もいるのでは・・・?
私もそうでしたが、口臭がしないようになるべく会話をしない、口を小さくしか開けずに話すなどの行動も舌が動かなくないために唾液がパサパサになります。

また話さないことで口の粘膜がこすれ合わないので新陳代謝も起きなくなる、つまり舌苔も増えるわけです。

私などはひどいケースになると話さないことで口臭がニオイだし、さらに会話をしなくなり、どんどん口が臭くなるという悪循環になることもしばしばありました。

これがストレスなどにもなるので胃にも負担をかけてさらに唾液の分泌を少なくしてしまいます。

口臭が気になるという人の場合自分自身も口臭の原因を作る行動をしてることが多いのでこれらが思い当たる人は要注意です。

話さないよりもどんどん話す方が唾液は分泌が盛んになり、口臭を抑えることができるんです。
一時的には口臭が出てしまうかもしれないのですが、話さない、呼吸を小さくするよりも口臭を抑えられるので普段もしこれらの行動をしてしまってる場合は改善を意識してみてください。

加齢で唾液は減る

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また唾液は年齢とともにその分泌される量が減っていきます。
男性の場合は唾液の分泌は加齢とともに緩やかに減るのですが女性の場合は更年期あたりに自律神経の乱れなどから急に大きく減ることがあります。
更年期の女性に口臭が多くみられるのもこれが原因と考えられています。

ですので常に唾液を出すためのトレーニングは今からでも必要ということです。
むしろいまのうちに唾液を出すことになれておけば無意識に唾液が出てくるので口臭予防もしやすくなります。

私自身も以前口がパサパサだったので口臭がひどく臭ってましたがこれらを意識することで劇的に口臭を抑えることができました。

では次の項目で唾液を出していきましょう!

唾液を出すために

唾液を出すために以下の方法をまとめました。
「いつも口がネバネバだな」と感じるなら一度これらの方法も試してみてください。

唾液を意識する

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食事の際によく噛むことはもちろん、普段から口、舌を動かすことで
先ほど人と話さない、呼吸をしないことで唾液が出にくくなると書きましたがこれの反対で、口を普段から動かすと唾液腺が刺激され唾液が出やすくなり、舌苔も付きにくくなります。

ガム、飴を舐める

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ガムや飴などを舐めると唾液はたくさん分泌されます。
職場など難しい場合もありますが、
ガムを使用する場合はなるべくキシリトールなどのタイプの方が糖分が含まれていないので口臭を発生させる菌を抑えることができます。

なた豆茶・なた豆歯磨き

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なた豆にはカナバニン・コンカナバリンAというなた豆だけにしか含まれない独自成分があります。
これらはネバネバ唾液になってしまう原因の歯周病菌を抑えたり、歯周病菌の多い歯の周辺の炎症などを抑えると言われています。
またなた豆茶の場合は普通のお茶と違ってカフェインがないため利尿作用もそこまでありません。
サラサラ唾液を食品のチカラで出したい方にはおすすめです。

>>唾液を出して口臭をなくす方法はこちら

専門科も唾液で口臭予防

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口臭を防ぐためには歯磨きというイメージが強いのですが、実は唾液を出すことを意識することも大事です。
実際に口臭外来などでは唾液のトレーニングをメインに行われており、舌磨きよりも唾液を出す方が推奨されています。
ほとんどの人が「舌が臭う、舌苔をとらなければ!」と感じてしまうのですが、そうではなく舌を動かし、唾液を出すことで舌苔は付きにくくなるからです。
もし唾液がネバネバする、いつも唾液がサラサラしてなく口臭が強いという場合にはこれをきっかけに唾液を出すことを見直してみてはいかがでしょうか?

また最近はうる藍バリアという唾液サプリが爆発的に人気となっています。

唾液不足を補いたい、唾液を改善して口臭をなんとかしたいという人におすすめです。

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ぽよしげ(太田 将成)

ぽよしげ(太田 将成)

歯科技工士、その他海外勤務などいろんな経歴があります。 体臭や口臭でいじめられた経験から「同じ悩みを持ってる人の役立つことしたいな・・」っておもってこんなサイト作ってみました。 趣味は格闘技、水泳です。
現在は海外をメインに暮らしてます。

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