親知らずの抜歯は痛い?炎症した親知らずを無痛で抜く方法とは?

親知らずって変な生え方するので虫歯にもなりやすい上、
埋まってるとそこから菌が入り、とんでもない痛みを発することもあります。
そもそも昔よりも顎が小さくなった現代人にはこの親知らずの歯は必要ないと言われています。
それどころか隙間に食べかすが詰まって口臭の原因にもなったりととにかくトラブルを引き起こす厄介者。
なので抜いてしまう方がいいのですが、
抜きたいと思う人は多いものの
「親知らずの抜歯って相当痛いの?」
人って多いと思います。
はい、親知らずの抜歯は相当痛いです!
特に私のように骨に埋まってる人はかなり・・・。
でもそんな親知らずを安く、しかもほぼ無痛で抜いたのでそのことについて書いてみます。
まあ親知らずって人によってはカンタンに抜けるそうですが
私の親知らずはこの通り
完全に横向きに埋没してるんです。
昔反対側の親知らずを抜いた時は痛いなんてもんじゃなかったんでできれば抜きたくなかったんですが、今回炎症を起こし歯科医院で抜かないとダメと判断され今回抜くことを決意。
でもこの横に生えてる親知らずは一番厄介で抜きにくいんだそうでこの親知らずに悩む人も多いようですね。
親知らずが炎症を起こす!もう抜歯しかないの?
ある日奥歯に違和感があり、なんだろうな?っと思っていたところ、翌日には腫れてきて、さらにその翌日には顔の半分がパンパンに張れました。
なんだこれ?まさか?
と思い病院に行ったらやっぱりまさかの親知らずが炎症を起こしてるとのこと。
一度この状態(親知らずが痛みを出して腫れる)になると良くなることはないですね、しかも年取れば取るほど骨が再生遅くなるから治りも遅いし、抜くなら早い方がいいかと。
抜きたくないものの海外にいる機会が多いので海外で腫れ上がってはどうしようもないし、
腫れるたびに抗生物質を飲むのも体に良くないのでここは仕方なく抜くことを決意。
しかし過去の恐怖がよみがえる
過去親知らずを抜いた際に激痛と恐怖でトラウマに
実はこの親知らずの前に20歳くらいの時に親知らずを抜いてるんです。
当時親知らずを抜いた時に掛かった時間は90分。
ほぼ真横に生え、すべて骨に埋まった状態の親知らずは骨を開けてさらに親知らずそのものを分割して抜かねばならず、病院ではその恐怖と永遠に終わらない痛みに発狂しかけた経験があり、もうあの時の苦痛は味わいたくない
親知らず抜くのに全身麻酔とかってできないのか?
っと本気で考えてました。
・歯医者も「私には抜けない」さじをなげた親知らず
レントゲンを取ったあと歯医者さんから信じられない言葉が・・・。
できない?
うちじゃ無理です
まさかの医者もお手上げ状態の親知らず。
ただでさえ痛い親知らずなのに医者から無理と言われるほどの厄介者。
と言われるが「なんかあっても責任とれない」と言われる時点でなんかこの歯医者嫌だなと思ったので自分で探すことに・・
過去激痛でガン泣きする
先ほど書いたように過去左側の親知らずを抜いた時にあまりの激痛に歯医者さんで気絶しそうになったことがあります。
情けない話ですがそれ以来親知らずと聞くだけで痛みが思い出されるくらいのトラウマです。
でもこの親知らずの抜歯の際にパニックになったり痛みで泣き出すとかって実際に結構あるみたいです。
というのも親知らずの抜歯って麻酔するんですが、麻酔そのものは聞いてるけど局部麻酔なので歯をゴリゴリ、ベキベキとえげつない音がするんですが、
それを耳の真下でやられるもんですから恐怖そのものです。
もうほんとイヤ
しかも横に埋まってる親知らずの場合は割るか、削って細かくして取り出さなければいけないんです。
自分の歯を割るとか意識がはっきりしてる状態では痛いというより拷問です。
なので私はこの親知らずをどうやって抜こうか考えていた際に無痛でできないか?といろいろ方法を探してみました。
無痛で親知らずの治療ができるところを探す。
とにかく痛いのは嫌だということで無痛でなんとか親知らずを抜歯したいところ。
左の親知らずを抜いた時の恐怖は味わいたくないし、治療が終わったあともふらふらで仕事も数日できないなんて嫌です。
でもレントゲン写真を見る限りはあの時抜いた親知らずより明らかに深い場所に埋まってる今回の親知らず。
どうすれば・・・ということで、ネットでいろいろ探しました。
ありますあります、全身麻酔やら静脈内鎮静法やら親知らずを抜くのにいろんな無痛の方法があるんだ!ということで
でさっそく問い合わせ・・
え?10万から?
いや、わかってたよ
自由診療って高いのって・・・
しかも麻酔使うから麻酔医も必要だからね。
でも高いです
親知らずの痛みをなくすために10万円を払うか、我慢して保険適用の歯医者さんで1万円程度払うか
本気で悩みました。
ちなみに今回自費診療の歯医者さんで行ってたのは「静脈内鎮静法」という方法です。
全身麻酔の場合体に負担がかかる場合もあるしヘタすれば入院しなければいけないのでできればしたくありませんでした。
そこで親知らずの無痛での抜歯について調べていたところあったのがこの「静脈内鎮静法」
鎮静剤や鎮痛剤を静脈内投与することでストレスなく親知らずが抜けるというもの。
全身麻酔と違い、術中は意識がありますが、薬物の作用により恐怖心や痛みをほとんど感じなくなるためなるそうです。
ちなみに最初に行ったさじをなげた歯医者さんはこの治療法すら知らなかった・・・
大学病院で保険適用で可能
なんとか安く親知らずを抜きたいということで探してたところなんでも静脈内鎮静法が大学病院でできるらしい。
しかも保険で診療可能なので費用も抑えられるとのこと。
ただ、大学病院って普通の人が診療できるなんてあまり良く知らなかったし、医師の紹介書がないと受けれないとか言われてたので恐る恐る問い合わせ。
結局紹介書もいらず医師が判断した場合静脈制動も大丈夫ですよとのこと。
これは行くしかない!
ということでさっそく大学病院に(予約はできませんでしたが)
親知らずの実際の手術と流れ
大学病院では最初に診断してしっかり調べたのち、次にはもう抜きましょうとなりました。
(あとでCTが必要となりましたが)
初回は午前9時から行って結構たらいまわしのようになりました。
総合で診察
↓
口腔外科
↓
レントゲン
↓
口腔外科で歯の状態を見る
↓
麻酔科で麻酔の説明
↓
口腔外科で再び診断
という感じで結構長いですね。
2回目は私の場合CT検査が必要となりました。
普通の人は一通り検査したあと次回じゃあ手術しましょうとなるんですが、私の場合以前左の親知らずを抜いた際に顎にしびれが残ったので神経がどのように通ってるか必要なので検査したいとのことでもう一度来てほしいと言われてCTを取る必要がありました。
CT検査の結果は問題なさそうなのでいざ親知らずの抜歯へ
CT
↓
口腔外科で先生の診断、手術の説明
そして3回目に
手術という流れです。
ただし心配が・・・。
実はちょっと怖いことがあって、先生から親知らずの抜歯について説明がある際に
手術ってどんな感じなんですか?意識とかあるんですか?
って聞いたんです。
というのも意識はあると聞いてたんで、いくら麻酔が効いてるとはいえ
以前の親知らずの恐怖を思い出してフラッシュバックでパニックにならないか心配で・・・・
返ってきた答えは
ああ、ありますよ、でもまあうっすらですけどね。
という意見。
やはり全身麻酔と違ってうっすら意識はある様子。
胃カメラを飲んだ際の鎮静剤と似てると言われて、その心配がかなりありました。
というのも胃カメラを飲んだ時に鎮静剤を飲んだんですが、カメラを飲む際に何度かえづいたりして、それなりに意識があってきつかったからです。
術中に意識があるということはそういうリスクも十分考えられます。
とはいえ他に方法がないのでいざ手術へ。
全然痛くない、抜歯後も仕事に復帰
そして手術当日。
術前8時間前の食事は控えるようにとのことで食事は夕方だけのみ。
当日は大学病院にて
心電図をみるような器具につながれて点滴のようなものを手の甲側に刺して
「じゃあ今から麻酔入れていきますね・・。」
「はい」
・
・
・
・
「はーい終わりましたよ」
「は?終わり?」
そう、
全く術中の記憶ナシ!
なんかやってたかなって記憶はありましたが痛いとか怖いとかは全くありませんでした。
術後すぐはややふらふらしてましたが、1時間ほどでほぼ正常にもどり特に問題なし。
まあ歯は局部麻酔が切れてくると痛みはありますよ。骨に穴あけてますからね。
でもこれは痛み止めでなんとかなるので、その日から仕事に復帰できました。
以前親知らずを抜いた際には術中はもちろん、歯科医院を出るときにまともに歩けないくらいフラフラだったんです。
1時間以上も痛みと恐怖にさらされてたので、もう身も心もボロボロだったんで、今回もその経験から手術の前には
「しばらく仕事できないかな?」と思ってたんですが意外にもすぐに復帰完了。
大学病院での親知らずの抜歯は想像以上に良かったです。
ネットで調べると静脈内鎮静法は通常の治療よりもかなり時間がかかってしまうと言われてましたが実際にはそうでもなかったと感じています。
親知らずを静脈内鎮静法で抜歯した場合の費用は?
結構気になるこの静脈内鎮静法を使った親知らずの費用ですが、
大学病院で行った場合、初診が2500円くらいで私の場合は歯科医師の判断でCT検査が必要でそれが3500円。
手術費用は8500円 薬代は600円(痛み止めと抗生物質)抜糸が500円、
あとは数回通う診察代と薬代などで2000円くらいでしょうか、
なんだかんだと
合計で2万円以内でおさまりました。
私の場合は以前親知らずを抜いた際にしびれがあったのでCT検査が必要でしたが普通の人はいらない場合も多いのでもう少し安くでできると思います。
親知らずの抜歯の自費診療が10万円からということを考えるとかなり安くでできましたね。
・大学病院のメリットでメリット
大学病院でやるか自費でやるかは人それぞれですがメリットやデメリットについて書いてみます。
大学病院で親知らずを抜く場合は時間がかかるというのがデメリットですね。
大学病院はとにかく待たされます。
初日はいろいろ調べることがあるし手術が必要かどうかも判断しなければいけないからです。
昔手術をした歯医者さんよりもはるかにいろいろしっかり調べてましたので診察に掛かる時間は仕方ないとしてもやはり受ける人も多いのでとにかく待ちます。
まあこの辺は時間があれば雑誌かスマホで時間つぶしなんていくらでもできるので気にしない人は問題ないですね。
・手術に時間がかかる
また手術に関してもすぐできるものではなく、なかなか先生も時間が取れないみたいで私は9月の中盤に初診をお願いしてから手術にいたったのが10月の7日でした。
なので早く抜きたい人は大学病院で抜くのはかなり時間がかかると思っておいた方が良いと思います。
ちなみに親知らずが腫れてる時は手術などで血が止まらなくなるので炎症が収まってからじゃないとできないみたいです。
親知らずを痛みなしで抜歯して
術後は腫れてますが、以前抜いた時よりちゃんと大学病院でしっかり検査してから抜いたためか、術後の痛みも少ないと感じています。
仕事も復帰できたのが意外です。
以前抜いた時は帰りも歩けないくらいフラフラでしたが普通に歩いて帰れました。
もちろん自費診療が高いというのではないのですが安く済ませるには大学病院での親知らずの抜歯もありかなとおもいました。
ただし、骨を削るから当然メッチャ腫れますが・・・