臭い玉(膿栓)が取れない?ためしてガッテンでやってた臭い玉の原因

取れない臭い玉の取り方とは?
くしゃみやせき込んだときや寝てる時などにぽろっととれる「膿腺」。
臭い玉という名前が一般的ですが、これは細菌の死骸の塊です。
確かにためしてガッテンでもやってましたね。
臭い玉(膿腺)の正体は歯周病菌や大腸菌などの悪臭をはなつ悪玉菌の死骸です。
大腸菌の仲間であるため臭いもそれらが出すガスに近い大便のようなドブの腐ったような悪臭です。
■ためしてガッテンでわかった臭い玉ができやすい人の特徴
実際にためしてガッテンでは31人の扁桃腺を調べて臭い玉があったのは一人だけと意外と少ないみたいです。
「え?1人?その人ってなんで臭い玉あったの?」
と思いますよね?
臭い玉ができやすいのは冬場に多く、唾液の質が悪くなったり口の乾燥が臭い玉の原因となります。
※ちなみにその回のためしてガッテンの収録は夏場でした。
もちろん臭い玉は夏場にもできるんですが、
- 鼻づまりによる口呼吸
- 風邪など扁桃腺に負担がかかりやすい
- 空気の乾燥して唾液が乾いたり、ネバネバしやすい
など冬場は臭い玉ができやすい、いろんな条件がそろいやすいんです。
ためしてガッテンでもこの臭い玉がある1人を調べた結果その人は口呼吸だったということがわかりました。
口の乾燥は様々な口臭の原因として知られていますが、乾燥によって歯、舌、舌苔などに細菌が増えたり、
唾液の質が悪くなるために臭い玉がたまりやすい原因になることもあるんです。
なので舌苔が増える状況である唾液不足、ドライマウスを防ぐこと、そしてサラサラした唾液を出すことが口臭予防には大事です。
こちらも参考に
>>唾液を出して口臭をなくす方法はこちら
臭い玉が取れない
臭い玉自分で意識しない時は案外取れるものです。
寝てる時とか力が思い切り入ったとき、またはくしゃみの時などに取れます。
ただしいざ取ろうと思うと取れないんです。
いきんでみても、のどを刺激しても取れないんですね。
そう、臭い玉は自分で意識してなかなか取れないんです。
ただ、どうしても取れない・・けど取りたい!
という人も多いようで臭い玉の取り方について書いてみます。
臭い玉のある場所は扁桃
扁桃は喉の両脇にあってボコボコとしてる部分で
そこに臭い玉がたまりやすいんですね。
この扁桃腺の穴に臭い玉はできて人に
よっては大きくたまる場合があります。
臭い玉を取る方法とは?
この臭い玉の取り方として海外のやり方を見てるとほとんどが
・綿棒で押さえて取り出す
・金属の耳かきのようなもので押し出す
・水で洗い流す
感じです。
▼綿棒、耳かき
耳かきを使って掻き出すのではなく耳かきの裏で押し出す感じですね。
扁桃腺の部分を押すと臭い玉がたまってる場合ブニュっと出てきます。
つまり大きい膿腺は比較的カンタンに取れるんですね。
臭い玉を取るときの水はただの水よりも生理食塩水の方が刺激が少ないのでおすすめです。。
道具はスポイトタイプが多いですね。
ちょうど動画がありました。
耳鼻咽喉科でも臭い玉は取れる?費用は?
あまり知られていませんが耳鼻咽喉科でも臭い玉は取ってくれます。
膿腺の除去・陰窩の吸引については、
保険が適用となりますので千円以下で可能です。
耳鼻咽喉科での取り方も同じように専用の金属の器具で
押し出したりするような感じでとってくれます。
ただし耳鼻咽喉科でも膿腺の除去をやってないところも多いので
最初に電話などで膿腺除去をやっているのか確認しましょう。
■実は臭い玉はとればとるほど口臭はきつくなる
ここまでさんざん臭い玉の取り方を書いてきてなんですが・・・・
知ってる人も多いかもしれませんが、
臭い玉は取ればとるほど増えたり、大きくなりやすく(溜まりやすく)なります。
なので単に臭い玉を取るのが楽しい場合は良いのですが、口臭予防の目的で臭い玉を取るとどんどん臭い玉がたまりやすい口臭体質になります。
え?うそでしょ?と思われるかもしれませんがこれは事実。なぜ臭い玉を取ればとるほど増えるのか?というと・・・
▼穴が広がる
臭い玉を頻繁に取ると臭い玉がたまる穴を広げてしまうので穴が大きくなり、そこにたまりやすくなります。
イチゴ鼻の角質と同じで、取ればとるほどどんどん臭い玉のたまる穴が大きくなります。
その結果、臭い玉がどんどん増えて口臭がきつくなります。
▼粘膜が傷つき扁桃炎になる
臭い玉は無理やり取ろうとするとかなりの確率で粘膜が傷つきます。
扁桃腺あたりの粘膜が傷つくとそこで細菌との闘いが生まれるので扁桃炎になってしまいます。
扁桃炎は臭い玉ができる大きな原因になるので、結果として臭い玉ができやすくなります。
▼膿汁は取れない
臭い玉をとることばかりに一生懸命になって見逃しがちなもの。
実は臭い玉より厄介なのは膿汁(のうじゅう)と呼ばれる臭い玉ができる前の液状のものの存在。
ニオイは当然臭い玉と同じで、めちゃくちゃ臭いんですが、これは取るのは不可能。
臭い玉がないのに相変わらずニオイが扁桃腺から出てるのはこの膿汁のせいです。
■大事なのは臭い玉ができない状態にすること
口臭をなくしたいのであれば臭い玉は取るよりも、臭い玉ができない状態にすることを意識しないといけません。
奥に入り込んだ臭い玉や膿汁などは取り去ることはほぼ不可能だからです。
そもそも前述のとおり、臭い玉ができやすい人は口の乾燥などの唾液不足が根本的な原因。
口臭の原因そのものがなくならない限りはいつまでも口臭に悩まされてしまいます。
確かに臭い玉そのものは口臭の原因ですが、その臭い玉ができやすい状態が問題なのです。
口臭をなくしたいのであれば、臭い玉ができにくい状態にすることが一番です。
臭い玉ができにくい体質をする方法はこちらを参考に