唾液を増やして消えない口臭をなくす方法

「歯磨きしても口臭が消えない」
「いつも口がネバネバする」
「喉や扁桃腺などから口臭がする」
「水を飲んでるはずなのに口がねばついたり乾燥する」
いわゆるドライマウス状態ですが、最近はこのドライマウスに悩まされる人が増えてると言われています。
(なぜドライマウスの人が増えたか、その原因についても書いています)
ドライマウスには水を飲むのがいいと言われていますが、実際のところ水を飲んでも一時しのぎにしかならず、すぐに口が臭くなったり口の中が粘ついてしまう人も多胃と思います。
こんな時には唾液そのものを増やす方が確実に口臭は激減することができます。
唾液には、
- 口臭の原因となる悪臭ガスを発生させる菌を抑える
- 口臭のニオイそのものを吸着する
- 口臭を発生させる菌を洗い流す
などなど口臭と非常に深くかかわっています。
またネバネバする原因の一つが歯周病菌の増加であり、唾液を出すことでこれらの歯周病菌の繁殖を抑えたり、歯周病菌の発生した口臭ガスのニオイを吸着するため口臭を大幅に抑えることができます。
ネバネバした唾液は水の流れないよどんだ川のようでまさにドブのようなニオイがしますが、
サラサラした唾液は悪玉菌の出す悪臭を吸着し口臭そのものを少なくさせる効果があります。
一方唾液不足となり、口が乾燥すると以下のような口臭の原因が発生します。
■歯周病菌が爆発的に増える
唾液による菌を抑える効果や殺菌作用が減るために、歯周病などの口臭の発生原因となるガスを出す菌が劇的に増えます。
一般的な口臭と言われる大便のような、ドブの腐ったニオイは歯周病菌によるものです。
寝起きの口が臭いのは寝てる間に唾液が出ず、そのために唾液による菌の抑制効果が減るために、朝の口臭がきつくなるのです。
■膿腺(臭い玉)が付きやすい
喉が乾燥すると菌が増えやすくなるために口臭が出やすくなるほか、乾燥すると臭い玉などが扁桃腺にたまりやすくなり、口の奥から口臭が出やすくなります。
本来唾液によってこれらは洗い流されていますが、唾液不足になると流れにくくなり、喉にたまりやすくなります。
冬場になると臭い玉が出やすいと言われるのは口の中が乾燥しやすい事も理由の一つです。
■舌が臭くなる
唾液不足になると舌が乾燥したり、舌の汚れを洗い流す効果が減るので舌苔が増え、非常にキツイ悪臭を放ちます。
実は舌の汚れの舌苔は本来唾液によってきれいにされてるのですが、唾液の質が悪くなることで自浄作用が減ったり唾液不足によって舌が白く、臭くなりやすくなります。
■様々な要素も唾液不足の原因に
ちなみに胃が荒れると口が臭くなる原因の一つに、胃炎がよく言われますがこれは唾液の分泌が悪くなることが原因の一つとしてあげられます。
また、加齢によって口臭がきつくなるのは唾液そのものの分泌が出にくくなるからです。
(糖尿病などの内臓疾患が原因の口臭を除く)
口臭の原因は舌や歯周病、膿腺が大半と言われていますが、唾液が減るとこれらの口臭のニオイの原因が爆発的に増えるわけですね。
反対に唾液を増やすとホントにびっくりするくらい口の不快感がなくなり口臭が激減します。
■唾液の質を高めてたくさん唾液を出すには?
では唾液を出すにはどうすればいいか?
これは唾液の出てくる唾液腺を刺激することが効果的です。
実はドライマウスなどの唾液が出ない原因の大半はこの唾液腺が刺激されないことで唾液腺が活性化しなくなり唾液が出なくなってしまうことです。
なのでこの唾液腺を刺激する方法についていくつか書いてみます。
▼食事の際によく噛むこと
基本的なことですが、普段から食事の際によく噛んで飲みこむことで唾液線が刺激され唾液の出やすい体質にすることができます。
普段の食事から一度口に入れた食べ物を30回以上噛むと良いと言われています。
▼舌を動かす
唾液を出すには唾液腺そのものを刺激して唾液が普段から出やすい状態にすることが大事です。
舌を食事の時以外にも動かしておくと、普段の口臭も抑えることができます。
※唾液を出す舌の動かし方
1から4の順番に舌の先を歯の裏をなぞらせるようにぐるぐると回転させます。
これを10回ほど繰り返し、終わると歯の表面を同じように舌の先でなぞりながら回します。
ぐるぐる舌を回し、舌の筋肉の収縮をさせることで唾液腺が刺激され、唾液が出やすくなります。
▼唾液の分泌を出す食べ物をとる
果物はその酸味から唾液を促進するので唾液を出しやすくしてくれます。
また、あまり知られていませんが昆布のグルタミン酸は保湿効果と唾液促進効果があります。
(化学調味料などの人工のグルタミン酸は違いますので注意してください)
最近このグルタミン酸の優れた唾液促進効果に注目しているのが明治グループの明治フードマテリアルです。
ここで研究されてるグルタミン酸をポリマー化した「ポリグルタミン酸」が今、息のニオイ対策の概念を大きく変えようとしています。
■天然成分で唾液力をアップ
ポリグルタミン酸とは納豆のネバネバ成分で納豆菌の培養液からポリグルタミン酸のみを純粋に取り出した天然成分です。
このポリグルタミン酸は非常に分解されにくく、胃壁を守ったり、腸管で老廃物など体にとっては毒素といえるものの排泄を促進したりしてくれます。
グルタミン酸より分解されにくく、優れた保湿、唾液促進効果があるとして化粧品など様々な分野で使用され始めています。
最近このポリグルタミン酸の効果に注目して、唾液から口臭を改善していくという観点で作られた口臭対策サプリが うる藍バリアです。
ポリグルタミン酸に加え、口の不快感をスッキリさせるために薬草として古くから用いられてきた「藍」、天然抗生物質として知られる「プロポリス」など、潤いだけではなく、様々なお口のトラブルを改善するためのサポート材料が配合されています。
納豆と言われると安く感じますが、普通のパックの納豆に含まれるポリグルタミン酸は1パック当たり0.1g程度とごくわずか、ポリグルタミン酸は1Kgあたり60,000円ほどで取引される希少な成分。
普段あまり手に入らないポリグルタミン酸ですが、この機会に試してみるのもいいかと思います。
期間限定ではありますが、半額で購入できます。
■うる藍バリアを使用して3か月目
うる藍バリアは口臭対策サプリの中では珍しく顆粒タイプです。
口の中で少し含んでから飲みこむことで口の中と体内から両方から口のニオイの原因に働きかけてくれます。
実際に飲んでみると今までの口臭サプリとは違って緩やかな感じではありますが、喉や舌などのネバツキが唾液で洗い流され、喉が潤う感じがしています。
驚いたのは一回分(一袋)でほぼ丸一日もつこと。
持続性もあるなと感じています。
歯磨き粉やマウスウオッシュと違って一時的に口臭を抑えるものではないのも良いですね。
もちろん翌朝のネバツキはほとんど感じず、サラサラでした。
唾液を出しやすくなってからわかったのですが、翌朝の口の不快感やネバツキ、悪臭も感じなくなり寝起きのスッキリ感が何とも言えないですね。
唾液を改善することのメリットは歯磨き粉のように直後だけではなく、普段から気になっていた息の嫌なニオイを改善できることだと思います。
こちらもご参考に
■唾液不足には水を飲む方良い?飲まない方がいい?
よく唾液不足には水を飲むと良いと言われていますが、あまり効果を感じない、場合によっては臭くなるという話も聞きます。
もちろん深刻ドライマウスなどの状態は水分補給が必要ですが、水は頻繁に摂りすぎるのも問題です。
というのも、実は口の乾燥は確かに水を飲むと良いのですが、そもそも唾液が出ない状態で水を補給しても一時しのぎにしかなりません。
なので私もいつも水を飲んでいても、口の中がすぐに乾燥して口が臭くなってしまっていました。
そもそもドライマウスの人が増えたの原因の一つにペットボトルが増えたことが言われています。
昔はペットボトルなどがなく缶しかなかったので、その場で飲みきるしかなかったのですが、今は「蓋」のあるペットボトルができたおかげで蓋をしめてどこでも持っていくことができて、いつでも水分を補給することができるようになりました。
その結果、昔は唾液によって喉を潤していたのを水でいつでもできるということで唾液腺が衰退してしまったようです。
ペットボトルの水も大事ですが、普段から自分の唾液で喉を潤す方に意識を向けた方が口臭を根本的に解決するには最善と言えます。