唾液を増やすと言われる漢方、食べ物、薬について

最近テレビでも口臭予防や健康維持に効果的であるとして特集が組まれるほどの
「唾液」
唾液には優れた口臭予防効果がありますが、唾液がなかなか出ないと悩んでる人も多いと思います。
そこで今回は唾液を増やすといわれる漢方、食べ物、薬について書いてみます。
唾液がネバネバするとよどんだ水のようにニオイを放ち、口の不快感、口臭、ネバツキなどが増えてしまいます。
一方、サラサラした唾液は口のニオイを防ぎ、口臭を出す菌の繁殖を抑えたり、ニオイそのものを吸着して口臭として出にくくする効果があります。
唾液を出すと確実に口臭は減らすことができます。
また、唾液が減ると口臭が出るだけではなく、口内炎や虫歯などの口のトラブルにもなりやすくなります。
■唾液を出す食べ物や漢方は?
唾液を出す漢方薬は「白虎加人参湯」が良いと言われています。
のどの渇きやほてりを鎮める「白虎湯(ビャッコトウ)」に、「人参」を加えた処方薬です。
配合生薬は知母(チモ)、石膏(セッコウ)、甘草(カンゾウ)、粳米(コウベイ)、人参(ニンジン)
などで、漢方薬の薬局などが近くにあればカンタンに処方してくれます。
ただし漢方薬も万能ではなく、薬である以上副作用はあります。
「白虎加人参湯」についてもだるさ、胃炎、発熱などが起きた例が報告されてるので使用する場合は医師の指示を仰ぎましょう。
■唾液分泌の薬
サランジェと言われるピロカルピン塩酸塩のお薬が唾液の分泌を促す薬として知られています。
また、「サリグレン」と「エボザック」などの塩酸セビメリンを配合も同じく唾液の分泌を促進します。
ただ、当たり前ですが「薬」であるのでお医者さんの指示に従って処方してもらわないといけませんし、
汗が止まらなくなるなどの副作用も報告されたりアレルギーの人は制限があるなど問題が多いのでお医者さんが薬として処方する必要があると判断した場合のみとなります。
サランジェはじめ薬は唾液を増やしたり口臭予防の目的での使用は現実的ではありません。
■唾液を出す食べ物
果物は酸味や甘味から唾液を出しやすくすると同時にリンゴなどは皮にポリフェノールが含まれているのでニオイを吸着するなど口臭を防ぐ様々な効果があります。
また食品で最も唾液促進成分を多く含んでるのは意外なことに「昆布」などの海藻類です。
昆布などの海藻に含まれるグルタミン酸は唾液の分泌を促進すると同時に保湿効果があります。
口臭が気になる場合は昆布のお菓子などをかんでみるのもいいですね。
■海外はサプリで唾液を出すのが一般的
実は日本ではまだ唾液で口臭を抑えるという概念があまりないのですが、口臭ケアに対して日本よりはるかに進んだ海外では唾液サプリが一般的です。
海外では善玉菌(プロバイオティクス)によって口の中のネバネバをとって唾液をサラサラにするというタイプのサプリが主流で私も海外からわざわざ取り寄せて使ったことがあります。
使ってみてかなりスッキリ状態で、やっぱりこの手の唾液を改善するタイプの方が息のニオイ防止にはいいと感じました。
ただ、「薬」扱いなので個人輸入代行業者にお願いしなければいけないこと、届くまでに2週間ほどかかるとかなり面倒なのがデメリットです。
■日本でもようやく唾液サプリが!
2016年、日本でもようやく唾液の健康や口臭予防が見直され、明治フードマテリアとライオンの共同研究により「ポリグルタミン酸」という天然成分の唾液促進成分(もともとは化粧品の保湿剤として使われていた天然成分)が発見され、このポリグルタミン酸を配合した「うる藍バリア」という唾液サプリが開発されました。
これがすごく良くてしかも他の一般的な口臭サプリより安いのでかなり重宝しています。
グルタミン酸よりも何千もの集合体であるポリグルタミン酸のおかげか朝に一つ飲むだけでその日一日OK。
しかも唾液パワーのおかげか最近ではうる藍バリアを使ってない際の口のニオイも気にならなくなってきています。
なかなか口臭が消えなくて悩んでる人や、唾液不足や唾液の質の悪さを改善したい人にはうる藍バリアはおすすめです。