『香水』加齢臭を消すためにやってはいけないこと

加齢臭って本当に気になりますよね。
自分自身の体臭は自覚症状が薄いといわれていますし、他人に自分の体臭について聞くのも怖いと感じる方も多いでしょう。
だからこそ、加齢臭や体臭の対策として香水をつけたり香りの強い整髪料で誤魔化している人も多いのではないでしょうか?
確かに、香水やワックスの香りで加齢臭をかき消すことが出来れば、周りに不快な思いを感じさせることなく過ごせますよね。
もちろん、大人の男性の身だしなみとして若い頃から香水を愛用していた方も多いでしょうし、お気に入りのヘアワックスがあるという方も多いでしょう。
しかし、加齢臭対策のためには香水もワックスも使わない方が良いということを知っていましたか?
○香水・ワックスでの香り対策は加齢臭を悪化させる?!
加齢臭対策のために使われることの多い香水やワックス。しかし、これらのアイテムは加齢臭の香りを逆に増長させてしまう可能性があります!
香水は本来、無臭状態で使うからこそ良い香りを継続させることが出来るんです。
しかし、加齢臭の人は、すでに「加齢臭」という体臭を身にまとっています。脂っこい香りの加齢臭と香水の良い香りが混ざり合うと、なんとも言えない強い香りになってしまうでしょう。
その為、ただの加齢臭よりも独特で強烈な香りになってしまう可能性が高いのです。
では、加齢臭が感じられないほど強い香りが良いのかというと、そんなことはありません。
香水は適度な香りであれば心地よさを感じるかもしれませんが過度の香りは不快に感じるという方が多いでしょう。人によって香りの好みは違いますし、自分にとって良い香りでも、他の人からすると嫌いな香りという場合もあります。
また、普段から使っている香水は香りに慣れてしまい、ついついつけすぎてしまう場合が多いそうです。強すぎる香水の香りは、たとえ良い香りだとしても不快に感じさせてしまう可能性があるんです。
自分自身でも経験はありませんか?
電車の中等で、隣にいる人の香水の香りが強すぎて具合が悪くなってしまったという経験が…。
本人からするとほのかに香る程度でも、他者からすると物凄くきつい香りに感じられてしまうんです。
エレベーター等でも、他の人の香水の残り香が強く感じられて不快に感じる…ということもあるみたいですね。
特に、具合が悪いとき、乗り物やお酒に酔っている時なんかは香水の香りは嫌に感じられてしまうでしょう。
香水の香りで加齢臭をかき消そうとすると、加齢臭だけの状態よりも他人を不快にさせてしまう可能性が高いのです!
ちなみに、ヘアワックスの香りもおすすめしません。
最近は香りの良いワックスが増えてきましたね。香水はつけなくても、ワックスは毎日使うという人は多いのではないでしょうか?
そんなヘアワックスの香りも、加齢臭には良くないのです。
加齢臭は油分が多く分泌されるところから発生します。頭髪、耳の裏、首の後ろ等は特に加齢臭が起こりやすい部分だといわれています。ワックスを塗る部分ととても近いですよね。
だからこそ、ワックスと加齢臭の香りは混ざりやすく、より強い香りになりやすいのです。
ワックス自体はほのかな香りでも、加齢臭と混ざり合うことで絶妙な不快さを醸し出してしまうのではないでしょうか。
○香水やワックスで加齢臭は消えない!どうしても使いたいときはどうすればいいの?
加齢臭が気になるからといって香水や香りの強いワックスは使わないことをおすすめします。
例え良い香りでもミックスされたら嫌な香りになってしまいますよね。そして、加齢臭をかき消す程の強い香りは、いくら良い香りでも強烈すぎる印象をもたらしてしまいます。
でも、どうしても香水をつけたい、ワックスをつけたいという人も多いでしょう。そんなときは、どうすれば良いのでしょうか。
まず、香水をつけるときは香りをよく選ぶようにしましょう。
メンズ用フレグランスと加齢臭が混ざると、いかにもおじさん!といった香りになりやすいそうです。男らしいスパイシーな香りと油分が混じり合うと、女性からするとちょっと嫌な香りになってしまうのかもしれませんね。
メンズフレグランスの中でも、シトラス、グレープフルーツ、レモンといった爽やかな香りであれば、加齢臭と混じり合っても不快な香りにはなりにくいといわれています。
柑橘系の香りは脂っこい香りを打ち消すといわれているので、加齢臭対策にも良いのでしょう。
レストランでも、食材の嫌な香りをかき消すためにレモンの果汁が使われています。
また、グレープフルーツの香りには若返り効果があるということをご存知でしょうか?
グレープフルーツの香りを身にまとうと、外見年齢を少し若く見せてくれるという実験結果が上がっています。その為、加齢が気になるという方、少し若く見られたいという方にもぴったりなのが、柑橘系の香りなのです。
ちなみに、柑橘系の香りは3,4時間程度で消えてしまうので、定期的に付け足すようにしましょう。
この際強くつけすぎると香りの印象が強すぎるので、適度な香りを心がけて下さい。
柑橘系の香りが好みではないという人は、ハーブ系の香りもおすすめです。
ローズマリー、ラベンダー、といったウッディ系の香りは爽やかで加齢臭の緩和にも効果があるといわれています。
柑橘系の香りよりも持続時間も長く、男性でもつけやすい香りなのでお勧めです。
また、香水の正しい付け方を覚えることも大切です。
香水はただなんとなくつけるだけではいけません。すれ違ったときにふわっと香る程度、が基本です。自分自身でしっかりと感じられる程の香りだと、他人にとっては強すぎる香りになってしまうでしょう。
男性の香水は、ウエスト部分にワンプッシュする程度で大丈夫です。もし少ないと感じるようであれば、腰にワンプッシュしたあと空中にワンプッシュしてその空間を通れば体全体にほのかに香ります。
腰につけることで洋服が香水の香りを抑え適度な香りを演出してくれます。
男性は女性よりも体温が高いため、香りも強くなりやすいそうです。体臭との兼ね合いもあるため、軽くつけるを心がけるようにしましょう。
ヘアワックスは、極力無香料を選ぶようにしましょう。
加齢臭の発生する部分につけるヘアワックスは、香りが混じり合いやすいので注意をしてください。
ヘアワックスの香りで加齢臭の香りを打ち消すことは出来ません。加齢臭の香りを消すのはシャンプーやヘアケアで行い、香りの元から絶つのが正解です。
特に注意したいのが、ポマードの使用です。
40代50代の中年層の男性は、ヘアワックスよりもポマードを愛用している方が多いみたいですね。
ポマードはワックスよりも粘り気があり、スタイリングキープ力が強いスタイリング剤です。
簡単に艶を出すことが出来るので、髪型のキープに愛用しているという方も多いのではないでしょうか。
ポマードには油性と水性があり、特に油性ポマードはしっかりと髪型をキープしてくれて雨風にも負けないのでスタイリング剤としては優秀です。
その反面、香りが強いので注意が必要です。
女性の中にはポマードの香りが苦手という人も少なくはありません。
ポマード独特の香りを中年男性の香りだと感じている方もいますし、加齢臭=ポマードの香りと思っている方もいるくらいです。
加齢臭が強く出る髪の毛だからこそ香りの強いワックスやポマードで蓋を!と思うかもしれませんが、逆効果です。
出来るだけ無香料のものを使いましょう。
最近はヘアワックスもポマードも種類が増えているので、無香料、微香料のものも沢山あります。
○加齢臭は上書き禁止!まずは体の中からケアを!
手っ取り早い加齢臭対策だと思われがちなのが、香水等で行う香りの上書きです。
確かにこれならすぐに出来ますし、すでに加齢臭が起こっている方でも今後の加齢臭に不安な方でも簡単に実践することが出来る方法ですよね。
しかし、加齢臭を香りで上書きすると、混ざり合い更に香りが悪化してしまいます。
加齢臭対策をしたいのなら、体質改善をし香りの元から絶つように心がけましょう。香水でかき消せたとしても意味はありません。
適度な香りは良い香りですが、香水の香りが苦手という女性も少なくはありません。女性から好かれるのは、爽やかな香りです。
シャンプーや石鹸といった、自然に香る程度のものが一番良い印象を与えてくれます。
香水で加齢臭を打ち消すのは、あまり意味がありません。
もちろん即効性のある対策として行うぶんには良いかもしれませんが、香水だけに頼らないで加齢臭そのものと改善する努力も行ってみませんか?