加齢口臭の対策とは?誰でもどんどん口はクサくなる?
『加齢口臭』という言葉を最近よく聞きます。
これは加齢臭じゃなくて、加齢による口臭で、加齢臭とは全く別ものと考えるべきです。
ざっくりいうと、加齢臭は体の皮脂が酸化するこで発生するニオイで、加齢口臭は加齢によって体そのものが酸化して様々な問題が生じて臭ってくる口臭のことと言われています。
高齢者だけじゃなくて、30代あたりから臭くなる人も珍しくありません。
昔は口臭なんて感じなかったのに、最近口がクサイと感じる場合や、歯垢がたまりやすくなったり、口がネバネバしやすくなるのであればこの加齢口臭の可能性があります。
実は私の妻もその一人です。
出会った20代のころは全く口が臭くなかったんですが、年齢が30代あたりになってから急に口が臭くなりました。
もちろん本人は毎日しっかり歯磨きをしています。
でも歯磨きだけでは対処できないのか近づくだけでクサイと感じることも珍しくありません。
もちろん妻だけでなく、他の人も同じ。
女性は30代から40代になると一気に口が臭くなることが多いのです。
■なぜ加齢口臭が出るのか?
人間年をとると、唾液が減る、免疫能力が低下するために、若い時は口の中にいる悪玉菌などをしっかり押さえていても、加齢によってその力が弱まり、悪玉菌が増えた結果口が臭くなるわけですね。
確かに子供と高齢者では全く口臭が違います。
また口腔内以外にも内臓疾患なども起きやすく、これらも加齢口臭の原因となります。
これらの加齢口臭の最大の原因が体の酸化。
体のサビともいわれており、人間の体は年を重ねるごとにどんどん細胞が酸化していくのです。
疲れがたまっていたり、ストレスがたまっていてもこれら体の酸化は起こりやすくなります。
一般的に「ストレスは老ける」と言われますがまさにこのような口臭ですらも引き起こしてしまうわけですね。
とくに仕事柄女性と接する機会が多かったのですが、女性は出産すると口臭が出やすい人が多いと感じていますが、こういった疲れもその原因かもしれませんね。
■加齢口臭は防げないのか?
もちろん人間だれでも年をとるのでそれ自体は防げませんが、実は加齢口臭は防げます。
というのも老いとは細胞が酸化することなので、この酸化を防げばいいのです。
体の酸化を防ぐには抗酸化作用のある食べ物を食べることがポイントです。
抗酸化作用のある食べ物
抗酸化作用のある食べ物はポリフェノールやベータカロテンなどを多く含む野菜。
実は加齢臭も体の酸化が原因なので、これらの食品で加齢口臭だけでなく、加齢臭などの体臭もある程度防ぐことができます。
・リコピン:トマト
・ポリフェノール:チョコレート、赤ワイン、ブルーベリー
・イソフラボン:豆乳、豆腐などの大豆食品
・β-カロテン(ビタミンA):緑黄色野菜(かぼちゃ、ほうれん草、ニンジンなど)
一方脂っこい食事や偏った食事は体を酸化させてしまうので控えるべきです。
また、食べ物以外にも運動して汗を流すことは大事です。
加齢口臭は加齢臭とは違いますが、やはりこれらに共通するのは体の酸化であり、それを防ぐことが対策のポイントです。
唾液不足を解消する
加齢によって引き起こされる口臭の原因が唾液です。
唾液が不足すると口の中がネバネバし、口の中のニオイの元となる細菌が爆発的に増えてしまいます。
唾液不足の解消はこちらでも書きましたが、口の中がネバネバするのは口の中の乾燥や唾液不足によるもので、さらに強い悪臭を放つ原因となるので注意が必要ですね。