舌磨きに「タングスクレーパー」が良いと言われる理由とは?

舌の汚れがごっそり取れるタングスクレーパー
実際にとってみるとこの通り・・
※汚いのでモザイク入れてます
舌の汚れがいかに汚いか、臭うかがわかります。
タングスクレーパーがじわじわ流行ってる?
最近舌磨きや口臭予防の道具として「タングスクレーパー」という器具がじわじわですが流行っています。
もともとは汚れたも(毒)のは出すといインド医学のアーユルヴェーダのデトックスの発想から生みだされた器具です。
タングスクレーパーというのは舌を金属などでできた薄い板を曲げたもので、従来の歯ブラシのように磨くのではなく、汚れをこそぐようなイメージの舌苔の清掃具です。
最近では口臭外来などでも推奨されてるようでプラスチック製のものからチタン製や銅製など様々なタイプが販売されています。
価格は金属製のものは1500円~5000円程度のものまであります。
このタングスクレーパーはしくみはカンタンですが通常の舌磨きブラシや歯ブラシと清掃の中身が異なります。
タングスクレーパーは歯ブラシ、舌磨きブラシとどう違うの?
タングスクレーパーは見てのとおり今までの口臭清掃具とは全く変わった形をしています。
両手で持ち、舌の上を軽くなぞることで舌の清掃を行います。
舌をゴシゴシこすって舌苔を掻き出すのではなく、表面をなぞる程度でいいので汚れをうっすら取るという感じですね。
舌磨きというとゴシゴシと舌苔を取るイメージが強いと思いますがそうではなく口臭の原因である舌の表面の汚れを取るだけの器具です。
歯ブラシで舌を磨いてはいけない?
実は歯磨き用の歯ブラシで舌磨きをすると舌の表面にある舌乳頭という部分を傷つけてしまったり、歯ブラシによって歯の表面の雑菌を舌の底部に押し込めてしまい、そこで雑菌が繁殖してしまうことがあります。
実際に「舌磨きをして口臭がきつくなった」という人はかなり多いのですがこのよううに舌磨きによって菌が増えてしまうことが原因と考えらえます。
私も過去ネットで口臭の原因は舌や舌苔の汚れという情報を見て舌磨きをいろいろやってみたんですが、
やはり舌磨きは口が臭くなる結果が多かったですね。
実は歯医者さんでも
A歯医者さん
「舌磨きはした方がいい 舌苔の汚れは口臭の原因である」
B歯医者さん
「舌磨きはしない方がいい 舌が荒れると口臭が強くなる」
C歯医者さん
「舌を磨くより唾液の改善をすべきである」
とかなり意見が分かれています。
どうしても舌苔が気になるのであればタングスクレーパーでうっすらと舌の表面の汚れを取る程度でいいと思います。
もちろん歯ブラシや舌ブラシで口臭が消えたというのであればいいのですが、もし口臭が変わらない、
むしろ臭うようになったということであれば歯ブラシによる舌磨きは中断してみましょう。
菌が一度増えたとしてもしばらく待つとニオイも収まります。
そもそも舌苔=口臭ではない
勘違いしてる人が多いのですが舌苔があるイコール必ず口臭があるということではありません。
口臭のない人でも舌苔はありますし、赤ちゃんでさえも舌苔はあります。
舌苔は完全に除去してしまうと保湿力もなくなってしまうので唾液による菌を抑える効果がなくなり口が臭くなる場合があります。
問題は舌苔が異常に増えてしまうことですが、舌苔が増える口の中の環境そのものが口を臭くしてる可能性が高いのです。
金属製の特徴を生かす
タングスクレーパーはステンレス、銀、銅、チタンなど様々な金属からできています。
銅や銀は殺菌力が強いことが知られており、汚れを取ると同時に殺菌もできるわけです。
※実は銀よりも銅の方が殺菌効果は強いんです。
ただ、私が使ってて感じるのですが銀製と比べて銅は結構苦味があります。
人によっては苦味を強く感じたリ、使用後ピリピリするかもしれません。
比較的使いやすいのがチタン製のタングスクレーパーです。
チタン製のものは人体との親和性が高く、金属アレルギーなどある人などもチタン製なら使用できます。
タングスクレーパーは歯ブラシと違って価格は数千円と歯ブラシと比べて高いものの、金属製であり半永久的に使えるのでコスパは高いと言えます。
磨き過ぎはダメ
タングスクレーパーを使用すると最初は舌の汚れが目に見えて取れるので、面白くなって何度もしてしまうかもしれないのですが、数回程度で十分です。
過度にやってしまったり、強くこするとかえって口臭を強くさせてしまいます。
「まだ舌が白いから」と思うかもしれませんが舌が白いのは舌乳頭が白いことや唾液そのものの状態や体調が悪い場合もあるので、まずはそこを改善しないと、結局はしばらくするとまた舌が白くなるだけです。
タングスクレーパーはあくまで補助
ここまで書いてなんですが、タングスクレーパーはあくまで舌苔の汚れを少し取る程度のもので、口臭を抑えるものではありません。
僕もタングスクレーパーを使っていますが口臭を抑える効果は一時的なものです。
口臭の根本原因を解決しないといつまでも口臭は消えません。
ほとんどの人が舌が臭うと思われていますが、実際には舌の表面にあるネバネバした質の悪い唾液が臭っているのであり、舌を過度に磨いたり洗ったりするのは禁物です。
仮にタングスクレーパーであっても何度もやると舌を傷つけたり、保湿力がなくなり、唾液による舌の自浄が期待できずにかえって口臭がきつくなります。
舌がネバネバしたり、不快だったり臭ったりする場合は唾液そのものの改善が必要です。
ストレスを感じてる時、極度の緊張状態の時、胃が荒れてる時、ドライマウス、会話をしない時、寝起き・・
どれも舌苔が付きやすい時って結局は唾液が少ない時ですよね?
また舌苔が多いということは体調が悪い場合や
胃腸の調子が悪い場合によく見られます。
風邪をひいたときなどに舌苔が増えるのは体調不良で唾液が出にくくなってるからです。
また高齢者や長期入院患者の場合も舌苔が増えます。
なので舌苔を無理やりとるというよりも唾液を出す方が口臭予防としては効果的と言えます。
タングスクレーパーはあくまでつき過ぎた舌苔を取る補助的な器具であり、
口臭を根本的に改善したいのであれば唾液を意識すべきなのです。